スケッチに入る前に、4面のビューと単一ビューの切り替えについて書いておかねばですね^ ^
画面下にあるアイコンのうち、トーフが4つ並んでる感じのを右クリックすると、ビューを選べます。
ちなみに、選択したビューは右上に画面の表示角度をコントロールするアイコンが表示されるので、
それをぐりぐり動かすと、連動して画面が動く感じになります。
スケッチ開始
では上面図を選択してスケッチを開始しましょう。
スケッチはその線を持ち上げたり、その形状で削ったりする場合に使います。大枠の物体を作って、ガシガシ削っていく感じでいきましょう。
画面上に並んでいるメニューの「スケッチ」を右クリックすると、スケッチツールがいろいろと表示されます。
長方形や円弧、線分は角度が(一時的に)固定されてしまうので、あとで変更するには「拘束を解除」する必要があります。初CADだと、これが1個目の謎。
とはいえ、なかなかに便利なところもあります。いくつか形状を交差させながら組み合わせると、それぞれの形状が交差しているところは分離されて、それぞれ別に立体化したりできるんだ。今は使わないけれど、いろいろ試すと興味深いですよ。
さて、ポチポチッと輪郭を線分で取っていきます。あとでミラーコピーするので、半分しかスケッチしなくて大丈夫♪ 線がクローズするとオレンジ表示されます。
同一のスケッチ内に、ミラーコピー用の対称の中心線を引いておくと、ミラーコピーできます。もっとも、部品が出来上がってからミラーコピーして結合でもOKなので必須ではありません。ちなみに対称の中心線は、同じスケッチ内になければいけないので、一旦スケッチを終了してしまった場合には、スケッチを選択し、右クリックして「スケッチの編集」をしてから、「スケッチ>線分」で、対称の線を作りましょう。
で、スケッチを抜けるには上部メニューの「スケッチの停止」をクリックします。
イラレやShadeを使える人が動揺する点
最初から線が引けたりRを気分で入れられる人は、この線分でモノのカタチをちょっとづつ作る発想にならないんですよね。だって最初からカタチが見えているから、鉛筆でざっと引くかベジェ曲線みたくRもつけながら線を引きたい。
しかーし、CADは根本発想がそうではないらしい。「線なら長さがどれくらいで位置はこう」と決まっていないと落ち着かないそうな。「だってどれくらい線を引くか決まってないと困るでしょ?」と、こんな雰囲気。「なんとなくこれくらい」ってやりたいのにー。
これはCAD特有の「拘束」にも当てはまって、「だって角度変わったら困るじゃない?」となるの。確かに建築とかで、いつの間にか角度がズレたら困るもんね。その説明で「なるほど」って思いました。
そんなわけで、この形状とこの形状を組み合わせて、角は「後で」●◯ミリでRをつけよう、と考える感じで進めましょう。一旦パスを終了しても続いて線分やスプラインなど引いて元の位置に戻れば面として認識してくれるのも便利でした。
メニューを見るとつい期待してしまう「スプライン」も、接線ハンドルこそにているけれど、1箇所動かすと、隣の隣くらいの形状まで変わる鬼仕様。これはイラレのベジェやShadeのスプラインとはまったく別物なので、ある程度ポチポチ多めにポイントを打つ感じで、あとから微調整して使うのがコツな気がしています。